ST通信

今回は、弊社在籍の言語聴覚士による「ST通信」の紹介をします。

「ＳＴ」とは言語聴覚士の略称として用いられるのですが、どういう意味かご存じでしょうか？

実は、英語で[Speech Therapist](スピーチセラピスト)の頭文字なのです。つまり、言語聴覚士とは、「話す」

とういう事に特化したリハビリ専門の国家資格という事になります。実際には、話す・聴く・食べる・飲む…

など、口と耳に関係するリハビリを行う専門職です。

一般的には、失語症・構音障害・音声障害・高次脳機能障害・摂食障害・嚥下障害など、成人で脳血管障害等の

病気や事故が原因でで起こる症状をリハビリする先生という認知が広いと思います。

しかし子供の発育過程で、コミュニケーション能力を身に着けていくプロセスにサポートが必要なお子様がいた

場合、その分野は言語聴覚士の仕事である。という認知は、現在は低いのが現状です。もちろん国家資格に合格

する為には、子供の発語に関するカリキュラムは必須科目なのですが、実際、小児分野の活動をしている言語

聴覚士はとても少なく、児童福祉業界では育成が急務という認識です。

株式会社ＲＵＯＬＯでは、成人分野で活躍していた言語聴覚士さんを採用し、試行錯誤を繰り返しながらでは

ありますが、言語療育を行っております。弊社の言語聴覚士は、ご自身が未就学児のお子様の子育て中という事

もあり、お母さん目線で子供たちを見ることが出来る事から、「ST通信」の発行を不定期ではありますが、開

始いたしました。言語聴覚士として、お母さん・お父さんに向けて、お子様の課題を説明し、個別療育の取り

組みを紹介し、解説を加えた上で、ご家庭で意識して頂きたい事などが書かれております。

10月には、現在業務委託で来て頂いている公認心理師の先生も正社員になります。将来的には、「ST/心理師

通信」にバージョンアップし、保護者様と専門職国家資格者の先生との連絡ツールにしていく予定です。